極地から営業へ。
挑戦が広げた新しい世界
ガス営業課
Y.S
2023年7月入社
未経験からのスタート
極地での経験が、新しいキャリアの原点に
私のキャリアは、大学院で修士課程を修業後、南極の観測隊に参加するという、少し珍しい 仕事からスタートしました。
国の研究機関に所属し、極地の大気やオーロラの観測や記録をする活動に従事し、帰国後、研究機関での広報の業務を行っていました。
この仕事は非常にやりがいがあり、一般的にはあまり できない貴重な経験を積むことができました。
しかし、この環境で働く中で、どうしても個人の裁量で行動することに限界があると感じる場面が増え、「自分の意志でもっと挑戦できる環境に身を置いてみたい」と思うようになり、転職を考えるようになりました。
そのタイミングで、転職エージェントの方から「あなたは営業職に向いている」とアドバイスをいただき、思い切ってチャレンジしてみることにしました。
インフラの大切さを実感して
南極での生活は、限られた資源の中で暮らすことが当たり前で、水やお湯といったライフラインのありがたみを日々実感していました。
普段何気なく使っているものが、どれだけ人の暮らしを支えているか、極地での経験を通して身をもって感じました。
また、海外へ出かけた際に、インフラが整っている国とそうでない国の違いを肌で感じることもあり、こうした経験からも「人々の暮らしを支える仕事はすごく大切だ」と思い、ライフラインに関わる仕事への関心が高まっていきました。
キンライサーに入社を決めた一番の理由は、採用面談でお会いした方々の雰囲気でした。
皆さん本当に穏やかで、親身に話を聞いてくださり、「ここなら楽しく、安心して働けそう」と、感じられたことが大きかったです。
未経験でも安心して飛び込めた環境
これまでと業界も職種も異なるキンライサーでの仕事は、私にとってまさに未経験の新しい世界。
入社前は正直、不安もありました。
でも実際に働き始めると、そうした不安はすぐに薄れていきました。
入社後すぐにマンツーマンでの丁寧な研修を受け、約1か月間は座学による知識の習得や、施工現場へ同行して工事の様子を見させていただいたり、ロールプレイングを通じた実践的な練習にしっかりと取り組む時間が設けられていました。
そのおかげで、初めてお客様とお話ししたときにも落ち着いて対応できたのを覚えています。
業務に慣れてくると、お客様一人ひとりのご希望をじっくり伺って、その方に合った提案をしていく過程がとても面白く感じられるようになりました。
自分の工夫ひとつでお客様の反応や、結果が変わるのも営業の魅力です。
今では、「もっとこうしてみよう」「こんな言い回しなら伝わりやすいかも」と日々工夫しながら働けるようになり、気がつけば仕事が楽しいと思えるようになっていました。
会社自体も常に変化をしながら成長しているのが感じられ、その流れの中にいられることにもワクワクしています。
チームで助け合う、あたたかな空気感
職場の雰囲気はとても和やかで、業務中も休憩中も自然と情報交換ができる、心地よい距離感のあるチームです。
わからないことがあればすぐに質問や相談ができる環境が整っており、困っている様子に気付いた人がさりげなく声をかけてくれることも多く、そうしたチームみんなの気配りや気遣いが本当にありがたいと感じています。
営業職というと個人プレーの印象も強いようですが、キンライサーの営業は「チームとして成果を出す」という意識が根付いており、誰かがうまくいった時には、チームで共有し、他のメンバーにも良い影響が広がっていくような環境です。
私もチームメンバーから学ぶことが多く、トークやアプローチの仕方など自身の営業にも積極的に取り入れています。
また、自分なりのやり方で成果を上げた際には、積極的に共有するよう心掛けています。
こうした風通しの良さと、チームとして前向きに成長し合える文化があることが、日々の仕事のやりがいにもつながっていると感じています。
しっかり休めるから、趣味も思いきり楽しめる
前職では極地での長期滞在や、帰国後の業務形態から、自分の休暇時間を確保するのが難しいこともありました。
しかし、今は営業職でありながらもしっかり休みが取れる環境のおかげで、プライベートの時間も充実させることができています。
休日は、趣味の登山や旅行、散歩を楽しんでいます。
私は学生時代に所属していた研究室の活動の一環で、富士山での観測を行っていたことがありました。
それがきっかけで山の魅力に目覚め、それ以来定期的に登山を続けています。
自然の中でリフレッシュする時間は、私にとってかけがえのないひとときになっています。
そうして得たエネルギーが、前向きな姿勢で仕事に取り組む原動力になり、オンとオフのバランスがうまく取れているのかなと実感しています。
自分らしい働き方ができるようになった今、仕事にも趣味にもポジティブな気持ちで向き合える日々を過ごせています。
次にチャレンジしたいこと
これからの目標は、自分自身のスキルを磨き続けることに加えて、周囲のメンバーに良い影響を与えられるようになること、チームの成長にも貢献できるような存在になることです。
最近は、お客様からいただいたご意見をもとに、チームで改善案を考えたり、共有したりする場面が増えてきています。
こうした前向きな取り組みをさらに広げていきたいと考えています。
成功事例や効果的なアプローチ方法を体系化していき、チーム全体のレベルアップにつなげていくような仕組みづくりにも興味があります。
将来的には、教育や改善活動といった分野でも力を発揮できるようになりたいという想いもあります。
会社も自分自身も、数年後には大きく変化していくかもしれません。
常にその変化をポジティブに楽しめるような自分でありたいと思っています。