学ぶことをやめない
技術者の次なる挑戦
施工課 課長
N.K
2020年5月入社
転職のきっかけは「自分の手で仕事を完結させたい」という想い
これまで現場作業と施工管理の両方の仕事に携わる中で、「誰かに任せるのではなく、自分の手で作業を完結させたい」という気持ちが次第に強くなっていきました。
そんな思いから職人の仕事を探していたところ、出会ったのがキンライサーでした。
以前、ユニットバス工事の現場で給湯器の設置を行った経験はありましたが、給湯器の交換やガス・電気関連の作業については、ほとんど未経験の状態からのスタートでした。
だからこそ「未経験歓迎」「高水準の給与」といった募集条件に惹かれ、給湯器未経験からでも挑戦できる会社だと感じました。
知識と経験を積み重ねて、役職者へ
入社当初は現在のような、研修プログラムはなく、先輩社員との同行が中心でした。
最初は「見て覚える」ことが基本でしたが、同じ作業を繰り返し経験する中で、「次はこう動こう」「ここは注意すべきだな」といった先読みが少しずつできるようになりました。
日々の技術の習得に力をいれるのはもちろん、ガスの資格をはじめ電気工事士など業務に必要なものは積極的に取得し、自信と実力をつけていきました。
また、施工職として現場対応していた頃は、パソコンに触れる機会がほとんどなく、もともと得意ではなかったこともあり、苦手意識すら感じていました。
しかし、課長職を任されてからは事務処理やデータ入力などのデスクワークが増え、パソコン作業にも本格的に取り組むようになったことで、さらなるスキルアップにつながったと感じています。
技術面だけでなく管理面においても、自分の努力次第でどこまでも成長できる環境があることを、日々実感しています。
現場の責任者からマネジメント職へ
入社してから3年で課長職に就任しました。
自分でもこのスピード感に驚いていますが、それだけ成長と実績を評価していただける会社であると改めて実感しています。
課長職に挑戦しようと思ったきっかけは、「やってみようかな」という素朴な気持ちでした。
もちろん迷いもありましたが、収入面の向上や、マネジメントへの挑戦が自分自身にとって次のステップになると感じ、思い切って決断しました。
課長就任後は、日々の現場作業に加えて、チーム全体のスケジュール調整や進捗管理、人材育成などにも携わるようになりました。
責任の幅が広がったことで、悩むことも増えましたが、現場での経験があるからこそできる判断や対応も多く、「施工現場も知っている管理職」として信頼されるよう努力しています。
人が成長していく過程に関われることが、一番の喜び
課長職としてのやりがいは、本当にたくさんあります。
中でも特に大きな喜びは、「部下の成長を見届けられること」です。
最初は工具の使い方すら分からなかったメンバーが、数か月後には一人で施工現場を任されるまでに成長している姿を見ると、嬉しく思います。
「気づいたら、自分で施工ができるようになっていた」——そんな“できた”の積み重ねが本人の自信となり、それがやがてチーム全体の力へとつながっていく。
その成長を間近で感じられることが、今のポジションならではの醍醐味だと感じています。
だからこそ、私自身も技術向上に努め、メンバーのよき見本でありたいと強く思っています。
数字を“見える化”したことで変わったチームの意識
現在、チーム内では各スタッフの施工件数や売上実績などを“見える化”し、共有する仕組みを導入しています。
これは私自身の提案ではなく、上司から任されたタスクの1つでした。
しかし、自分が休みの日にはリーダーに依頼し、そのリーダーからチームメンバーへ促してもらったところ、各自が自分の数字を入力するようになり、仕事に対する意識を変えるきっかけとなりました。
結果として拠点全体での取り組みとなり、とてもいい変化が生まれました。
当初は、数字が見えることでプレッシャーになるのではないかと心配する声もありましたが、実際には、「自分がどれだけやったか」がリアルに分かるようになったことで、モチベーションが上がったスタッフが多く、特に若手の成長スピードが加速したように感じています。
数字を“見せる”ことは、評価のためだけではありません。
自分の働きが「目に見える成果」として確認できる仕組みは、働く意味や誇りを実感するためにも大切な要素だと考えています。